初めての運用で債券投資はおすすめできません。

初めての運用だと、債券をおすすめされると思います。

私は国債を買ったことがありません。

安全&安心ではありますが、満期が長くその割に利率が悪い!これにつきます。

社積については、保有しているものがあります。

ですが、買ってからリスクのある社債だったと気づきました。

株に続きどんどん失敗談がでてきますが、債券はリスクは少ないから大丈夫!の思い込みで買ってしまいました。

その失敗談も含め、私はおすすめしない理由を書いていけたらと思います。

債券とは?

債券とは、ざっくり説明すると

「企業や国に資金を投資する」

ということです。

債券と聞くとあまりなじみがない気がしますが、「個人向け国債」というと、あ~!となる方も多いのではないかと思います。

  • 国が発行しているのが「国債」
  • 企業が発行しているのが「社債」

え!?国債も投資なの?と思われる方もここも多いのではないでしょうか?

資金を貸すということなので、投資になるようです。

ほかにも「地方債」などあるようなのですが、今回はこの2つを見ていけたらと思います。

国債のメリット

  • 元本保証あり
  • 1万円から購入することが可能
  • 国が発行だから安心
  • 中途換金も可能
  • 年利0.05%の最低金利保証
  • 毎月発行で年12回

と、財務省さんのHPには掲載されています。

社債に関しては最低10万円単位の元手が必要なので、少額から預けられるのは確かにメリットだと思います。

国債のデメリット

これについては、最初にも書きましたが

安全&安心ではありますが、満期が長くその割に利率が悪い!

と私は思っています。

満期も3年、5年、10年の3タイプしかありません。

その割に利率は、3年で0.03%、5年で0.05%と銀行の定期貯金より少しよい程度となっています。

そして、発行から1年以上がたつと途中換金も可能となっていますが、もちろん解約違約金のような中途換金というものが発生します。

そして、解約の時期にもよりますが、元本割れもあり得るようです。

財務省HPで中途換金シュミュレーション がありますので、興味がある方は参考にされてください。

社債のメリット

国債よりも高い利息がつきます。

社債のメリットではこれにつきるかな思います。

現在申し込みができるSBI証券の円貨建債券の社債は、「ソフトバンクグループ株式会社第56回無担保社債」があります。

こちらの年率は1.38%(税引き前)であるようです。

銀行の定期貯金金利が0.01%、国債の5年もので0.05%となっているので、高い利回りでの運用となります。

社債のデメリット

お金を貸している企業が潰れてしまったら、定期貯金のように元本保証はないので、当然減ってしまいます。

大手企業だから大丈夫!は根拠になりません。

2010年にJALが倒産、社債が 債務不履行になり、10~30%としか投資家に戻ってこなかったことがあります。

そして、購入単価が少し高く、10万円~100万円が1単位になっていて、社債によっては大きな元手が必要というところも、デメリットに挙げられると思います。

私の社債失敗談

私は、SBI債を今年5月に購入しました。

  • 利率は0.43%(税引き前)
  • 10万円単位
  • 発行体格付け  BBB+(R&I)

定期貯金よりも利率がよく、発行格付けも「投資適格債」というところまで確認して、私は購入しました。

ネット銀行の格付けと貯金保険制度について でもかきましたが、銀行と同じように債券にも格付けがあります。

SBI債は、 R&I( 株式会社格付投資情報センター ) のBBB+の格付けをされていました。

ちょうど定期貯金が満期になるものがあったので、100万円購入しました。

ですが、その後SBI証券から、「外国証券の国内店頭取引について」というお知らせがきました。

外国証券?私は外国証券を買ったつもりはなかったので、調べました。

そして、証券サイトの下のほうの注意書きを最後まで読むと

本債券は、ユーロ市場で発行される円貨建債券(ユーロ円債)です。

と書いてありました。

円建ての債券であっても、海外で発行されることからSBI 債は「外国債券」だったのです。

しっかり調べて確認していない私のミスでした。

その後青くなりながら、調べました。

ユーロ円債は、 外国債券ですが 円で発行されるので、為替リスクはないということがわかりました。

外国債券でもっともリスクが高い為替リスクがないので少しは安心しましたが、ここまで、しっかり調べてリスクを確認しなければならないと改めて思いました。

まとめ

私個人としては債券ではなく、短期の定期貯金がやはりいいかなと思います。

国債は、長い満期のもので10年の変動金利がありますが、10年後に日本という国がどうなっているのか今の状態ではちょっと予測ができないと思います。

よくなっている!と楽観的に資金を投入するのもどんなものかな、と思ってしまいます。

財務省のHPで国が発行しているから安心!、と言い切っている時点で私は不信感を持ってしまいました。

これからどんどんAI化が進んで、もしかしたら自分が勤めている会社もどうなるか分からない時代に、10年後も国が保証するからら全然OKだよ~!とか安易に言えません。

そして利率がそんなに高くないので、途中解約してしまうと元本割れがあるかもしれません。

社債も、いろいろな条件があり注意も必要かと思います。

私のように、円建てだと思っていたら外国債券だった!ということも起こりえます。

どの金融商品であっても、すべてを理解することは難しいかもしれません。

そして、そんなリスクを冒すのに、リターンが少し少なすぎると私は判断しました。

このくらいの利率ならば、1年未満の金利の良い定期貯金に預けたほうが安心ではないのかな?と思います。

リターンが多い=リスクが大きい

この図式は、どの運用をしても同じです。

社債に関してはもう少し詳しく次回書いていけたらと思います。

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